北海道旅行3日目:札幌〜支笏湖〜洞爺湖:曇り

7時半起床。喉が痛いのはともかく、わきの下が痛い。これは明らかに疲れているせいだ。シャワーを浴びて朝食に向かう。朝食を摂る場所は昨日より大分良かった。朝食自体は普通であるが。またもや僕が洋、彼女が和を選択。
9時半ごろ出発。彼女が好きだというクラーク像を見に、羊ヶ丘展望台へ。べたである。が、まあいい。説明を読むと、クラーク博士は8ヶ月しか日本にいなかったらしい。それでいて、ここまで有名(かなりの日本人は知っているのではないだろうか。北海道大学と言えば内村鑑三であるが、知名度は段違いだろう)なのはちょっと不思議なことだ。やはり、去り際に「馬上から」「Boys, be ambitious」と言ったのが大きかったのだろうか。雨がぱらつき始めたので心配したが、すぐに止んだ。
そこからは僕が運転し、支笏湖へ向かう。途中の道はまたもワインディング。車は少なく、走りやすい。パワーのないクルマなので、文字通りフルスロットルである。支笏湖のビジターセンターに車を停め、近くを散策。水の透明度はかなりのものだ。あと、支笏湖は日本最北の不凍湖だということを知った。ちょっと道を戻ったところで湖畔に降りられる場所を見つけ、写真を撮ったり水に触れたり。
湖畔を南下し、苔の洞門という場所へ。峡谷の岩肌を覆っている苔を見る場所だ。駐車場から15分ほど歩いたところにそれはあるのだが、今は岩盤の崩落により洞門の中を歩くことは出来なくなっている。代わりに観覧台が設置され、そこから眺めるのだが、苔の元気がなかったのはちょっと残念だった。もっと青々としているかと思ったのだが。
美笛峠、留寿都(ルスツ)を抜けて洞爺湖方面に向かう。15時半ごろ、目的のザ・ウィンザーホテル洞爺に到着。今回の旅行で唯一の良いホテルなので、チェックインを早めに済ませてゆっくり過ごそうという計画である。部屋に荷物を置き、すぐに1Fのティーラウンジでケーキセット。紅茶を飲みながら、夕食を何にするか検討。このホテルにはフレンチ、寿司、日本料理、など様々なレストラン(それも雑誌で見る限りかなり美味しそうな)が揃っているのだが、どこも高そうなので、その中では安いであろうピッツェリアに決定、予約する。
ホテルの周りをひと歩き。ホテルは高台にあり、一方に洞爺湖、もう一方に海が見える。今日は曇りで、しかも霧が少しかかっていたのが少し残念ではあった。天気については明日に期待である。
部屋に帰って少し休み、夕食を摂りに出かける。ピッツェリアは別棟にあるため、クルマで15分かけて行かねばならない。サラダ、ピザ、パスタを1品ずつ注文。どれも美味しかったのには(特にパスタ)、ちょっと驚いた。窓際の席だったので、洞爺湖温泉街の花火が見えた。
部屋に戻り、離れにある温泉に行く。このホテルはちょっと変わっていて、館内をバスローブで歩いている客がいる。どう考えてもマナー違反だろうと思っていたら、部屋にあった紙にはこう書いてあった。「当ホテルでは、国際基準に準じ、寝巻きとしてではなく、プール、スパ、山泉等、2Fにございます施設ご利用時に着用頂ける館内着として考えております」。国際基準というのが良く分からないが、つまり、客室とスパ等の往復時はバスローブでOKということだ。僕たちもこれに従ってバスローブで温泉に行ってみたが、何か変な感じだ。
部屋に戻りプロ野球ストのニュースを見ていたら眠くなり、11時過ぎに就寝。行こうと思っていた日本酒バーには行けなかった。